2.測定プログラムの準備

測定プログラム例


①ポーリング温度まで加熱または冷却

  • EVA試料を加熱してポーリング温度の70℃まで加熱します。
  • 測定前の加熱は試料表面に付着した水の除去にも効果的です。

②保持

  • 試料を70℃で5分保持して、試料温度を安定させます。

③ポーリング

  • 試料を70℃で保持したまま、ポーリング電圧(電界)を250V(1MV/m)印加します。印加電界は±100MV/mの範囲が一般的です。TSCピーク強度は印加電界に比例するケースが多いため、高めの印加電界が理想ですが、絶縁破壊を起こしてしまう場合もあるため注意が必要です。
  • 印加時間は30分です。通常は数十秒から1時間です。

④冷却

  • 試料に電圧を印加したまま、-150℃まで冷却します。
  • -150℃で10分程度保持し、試料温度が安定した後に電圧を取り去ります。
  • 電流計と電圧計のリレーをOFFにし、両電極を短絡させます。試料表面に付いている不要な電荷を取り除きます。

⑤TSC測定

  • 電流計と電圧源のリレーをONにし、昇温速度3~20K/minで100℃まで昇温し、熱刺激電流(TSC)を観測します。