5.活性化エネルギー算出 ピーク温度による方法

ピーク温度と昇温速度の関係から活性化エネルギーを求める方法もあります。TSC原理式を微分し、微分値がゼロになる、つまりTSCが最大となる温度をTmとすれば、次式が成立します。

昇温速度を変えてTSCを測定すればTmが変化するため、ln (T2m/β) ∝ 1/Tmの関係をプロットすれば、その傾きから活性化エネルギーが求められます。